漫画版　人狼ゲーム　ビーストサイド　なぜ井上このみは平一成にナイフを挿しっぱなしにしたのか

井上このみは平一也を刺殺したあと、使ったナイフを刺したままにしておいた。

【ネタバレあり】未読者は注意

ナイフを挿しっぱなしにするリスクは、かなりある

人狼の証拠が残っているかもしれない
次の夜以降使えなくなる
他の2人がいなくなると村人を殺す手段が無くなる

指紋を調べる道具があるとは思えないが、返り血の飛び方や皮脂の付き方で手のサイズが予想できたりするかもしれない。

また、翌日にこの死体をみた村人たちは人狼を特定したり対抗策を練るためにナイフを調べるかもしれない。

さらに、他の2人がいなくなると村人襲撃に使える武器が無くなることから
井上このみがこの時点でナイフを挿しっぱなしにするのはどう考えても合理的ではない。

あえて言うなら「井上このみは冷静な判断ができない状態だった」ということになる。

ナイフをそのままにした経緯

井上このみは、平一也を刺殺したあとさっさとその場を離れた。


人狼ゲーム　ビーストサイド2巻より　平一也を刺殺し、先に部屋を出る井上このみ

なぜすぐにその場を去ったのかは描写されない。

ただ、今回は合理的とはいえない選び方で平一也襲撃に決めた経緯がある。

それで正しかったのか、リスクは正確に見極めたのか、用心棒や預言者の行動にどのような影響があるか、十分に検討していなかった。

井上このみとしては、いまさらながらに少し後悔があったのかもしれない。

人狼ゲーム　ビーストサイド2巻　平一也が絶命したあと、複雑な感情が頭をよぎる井上このみ

井上このみが去ったあと、ナイフがささったままになっていることに気づく仁科愛梨と伊勢淳。

そのままにしておくことを提案したのは伊勢淳。
彼も人狼ゲームを生き延びて人狼側としてこの2ゲーム目をさせられている。

この時点で、他の人狼のナイフを使った妙案を考えていてわざとそのままにさせた可能性もある。

人狼ゲーム　ビーストサイド2巻より　ナイフに気づく仁科愛梨とそのままにしておいていいと言う伊勢淳

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